前立腺肥大症になった時の思い出

私が人生で初めて入院と手術に至った病気があります。61歳の時に経験した前立腺肥大症という病気です。

前立腺というのは膀胱の下にあるクルミ大の組織で、尿道を取り巻くように存在します。それが年齢とともに肥大化し排尿障害に至ることがあるのです。高齢男性によくある病気です。

前立腺肥大症になるまでの経過

さてその病気の存在など全く知らず、50代後半から尿の出具合が悪いなと感じていました。年齢のせいだとばかり思っていました。ところが出にくいだけの尿がある日突然全く出なくなったのです。

尿が出ない男性

6月の暑いぐらいの日でしたが、朝から残尿感はあるのですがトイレに行っても完全に出ませんでした。夜になって事態は悪化し、尿は全く出なくなりました。膀胱が膨らむのが分かり、あのまま放っておくと膀胱破裂になっていたでしょう。

夜の10時を過ぎていたので、救急車を呼んで夜間診療の病院へ運んでもらおうと思いました。ところが電話をした私の声が余りにしっかりとしていたので、消防署に救急車の出動を断られました。泣きっ面に蜂です。やむなくタクシーと電車で知っている大きな病院へ向かいました。

11時を過ぎ病院のある駅で降りたつもりだったのですが、何と一駅手前で降りてしまったのです。夜間なので電車の本数も少なく、待つほど余裕もなかったので歩くことにしました。

さて病院へ着き看護師さんにカテーテルをペニスの先端から挿入し、排尿してもらいました。完全に尿道がふさがっていたので、看護師さんでは対応できず、たまたまいた泌尿科の医師に挿入してもらいました。人生でそれまで味わったことも無い激痛でした。

尿閉も併発

翌日の診断の結果は前立腺肥大症と尿閉という病気でした。膀胱まで通したカテーテルを抜いても排尿が自力でできないため、それから約2カ月はそのままの状態でした。

カテーテル

要するに私のペニスの先端からはカテーテル(直径7mmぐらいの透明の管)が付いており、先端はキャップがしてあります。膀胱まで通じているのでキャップを開ければ尿が勢いよく出てきます。テープで管を体に固定していますが、普通に生活していると体を動かします。そのため何度かキャップが外れ、勢いよく尿が出たことがありました。当然パンツはビショビショです。

この間投薬で治療を行いましたが全く改善せず、最終的には電気メスで削るという野蛮な手術を行いました。手術では先生がたくさん削ろうと頑張ってくれたのは良かったのですが、タイムオーバーで麻酔が切れかけて痛みが出てきたのを覚えています。私の初めての大病は苦い経験となって記憶に残っています。

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