大腸がん、敗血症からの生還と命の尊さ

6年前に直腸がんに罹患しました。がんが見つかったきっかけは毎年受けている市民検診です。便潜血検査(いわゆる検便)で異常があり、かかりつけ医で大腸内視鏡検査を行ったところ、「数センチのがんがあります」と告知されました。「まさか自分ががんになるなんて」と思いながら目の前が真っ白になりました。

しばらくは落ち込んだ日々が続きましたが、紹介された総合病院へ1週間後には入院しました。幸いこの時は自営業だったので治療に専念することができました。

6時間の大腸がん摘出手術

手術

数日後に手術を行いましたが、がんが大きかったために腹腔鏡手術はできず開腹手術となり、約6時間に渡る大変な手術だったそうです。ステージ4で他臓器への転移が心配されましたが、幸い転移はその時点ではありませんでした。

敗血症でICUに

ただ術後が大変でした。1週間ほど経って経過が順調と思った矢先に、高熱が出て血圧が低下し意識を失いました。気がついた時はICUのベッドに寝ており、枕元に妻がいて心配そうな顔で覗き込んでいました。

主治医によると何らかの原因で敗血症(血液中に病原体が入り重篤な症状を起こす病気)になり、これから治療するということでした。血液濾過透析という方法で全身の血液をろ過する治療を行って血液をきれいにするのです。

数時間かかりましたが何とか重篤な状態は脱しました。結果として2週間の予定の入院が1ヶ月にもなってしまい、家族にも迷惑をかけてしまいました。

抗がん剤治療を続けるも肝臓に転移

薬

退院後は再発予防のため1ヶ月に一度通院して抗がん剤治療を行いました。抗がん剤の副作用はかなり強く、全身のだるさ、味覚障害、手足の神経障害と様々な副作用が出ましたが、何とか予定の半年を乗り越えました。

それからしばらくは経過観察のために通院を続けたところ、3年後に肝臓への転移が見つかりました。ごく小さな腫瘍だったのですぐに手術を行い、約1週間で退院することができました。

がんは治る時代

長く入院していると看護師さんの名前を覚えてしまうものです。どの看護師さんにも丁寧にケアしていただき本当に感謝しています。また、いい主治医とめぐり合って本当に良かったと思っています。家族への感謝も忘れません。

病気になってみないと分からない健康のありがたさを本当に実感しています。医療技術の進歩により、がんは早期発見、早期治療で治る時代になっています。ですからがん検診は数年に1回は必ず受けてくださいね。

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